鎌倉市山崎のまちの歯医者さん「医療法人 樹会 いがらし歯科医院」

糖尿病患者さんへのオーラルケアレクチャ

歯周病と密接な関係にある糖尿病。いがらし歯科医院では月に一度、院外活動として湘南鎌倉総合病院に入院中の糖尿病患者さんへのオーラルケアレクチャーを行なっています。

糖尿病と歯周病の関係

歯周病は糖尿病の6番目の合併症です。糖尿病は歯周病を悪化させ、歯周病は糖尿病を悪化させるという互いに無視のできない関係なのです。糖尿病をお持ちの方は、歯周病が重症化しやすく、その結果血糖コントロールがうまくいかなくなり、糖尿病が悪化しさらに歯周病が悪化するという悪循環に陥ってしまいます。
歯科衛生士が説明する
では、ちょっと逆に考えてみましょう。
歯周病を治療し、正しいブラッシングを続けることで、プラークコントロールがうまくいくと、血糖コントロールも良くなってきます。その結果、糖尿病も改善してくる、ということです。
なぜ歯周病だと糖尿病が悪化しやすいのでしょうか?
血糖値が高いと、感染症にかかりやすくなります。歯周病は慢性感染症です。なので、歯周病になると血糖値を下げるホルモン「インスリン」の働きが妨げられて血糖値が高くなります。その結果糖尿病が悪化してしまうのです。

糖尿病には、動脈硬化、動脈硬化による心臓病・脳卒中などの合併症があります。そして歯周病と動脈硬化、動脈硬化による心臓病・脳卒中も関係があることがわかってきました。ですから、合併症の予防と進行を防止するためにも、きちんと歯周病を治療することが大切なのです。
歯周病悪化イラスト

歯周病とは?

歯ぐきが炎症をおこして歯を支えている骨がなくなる病気です。自覚症状が少なく、おかしいなと感じた時はかなり悪くなっていることがほとんどです。最終的には歯を失うことになります。詳しくはこちらをご覧ください。

原因は?

歯の表面にプラーク(歯垢)が付着し、その中の歯周病菌が増殖するからです。

どんな病気?

軽度・・・歯ぐきが赤く腫れ、歯磨きすると出血する事があります。痛みはありません。
中度・・・炎症が進行してポケットが深くなり歯を支える骨が溶け始めます。出血や膿も出始めるので、口臭もあり、少しずつグラグラしはじめます。
重度・・・歯を支えている骨がほとんど溶けてしまい、グラつきはひどくなります。歯を残すのは難しくなります。

治療方法は?

正しいブラッシングを身につけて、病院で歯石やプラークを取り除いてもらうことで、改善することができます。

治療の後は?

定期検診を続けましょう。健康な歯ぐきでも、半年に1度の検診が理想的です。

歯周病を治そう!

歯周病の治療は、正しい歯磨きと歯に付着した歯石やプラーク(歯垢)を取り除くことです。特に大切なのは歯磨きでこれがきちんと出来ていないと、歯石やプラークを取ってもまたすぐに付着してしまいます。これでは歯周病はなかなか改善しません。
病院での治療はもちろんですが、自宅での歯磨きができているかどうかが重要になってきます。そのためには、まずは正しい歯磨きを身につけましょう! 
歯磨き指導をする歯科衛生士

歯ブラシの毛先を使う

歯ブラシは毛先が当たらないと、プラークをうまく取ることができません。プラークがたまりやすい歯と歯の間や歯ぐきとの境目に毛先があたるようにしましょう。

毛先を小刻みに動かす

動かし方が大きいと、細かいところに毛先があたらなくなってしまうので、横に小さく動かしましょう。1カ所30回くらいこすりましょう。

力を入れない

力を入れてゴシゴシこすってしまうと、歯や歯ぐきを傷つけてしまいます。力が入ると毛先が寝てしまい、上手くプラークを落とせません。

その他

毛先は歯の面に直角にあてましょう。奥歯の内側は45度の角度でも良いです。前歯の裏側はブラシを立てて、ブラシのつま先かかと部分を使いましょう。歯間ブラシやデンタルフロス(糸ようじ)なども併用しましょう。

退院後、ご不明な点やご心配などございましたら、いがらし歯科医院までお問い合わせください。
お問い合わせ先電話番号:0467-41-4182

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